〇田んぼクラブの田んぼの下側の野津田のKさん所有の土手にスズサイコ(ガガイモ科)が自生している。ずっと以前から植物関係者には知られている自生地である(我が田んぼクラブの土手にも1本が自生している)。

 今年から高齢のKさんより託された野津田のグループの方たちが耕作をすることになったので、土手のスズサイコ自生の範囲内の草刈を任せてくださるようお願いして、了解していただいた。本来はきれいに刈りたいとのことなので、ずっと任せていただけるよう、クズや篠竹などは取り除くよう気をつけたい。とても楽しみである。             (2016.06.12)

 

スズサイコ2株が咲いていた。花は早朝に咲き、晴れていれば9時頃閉じてしまうだが、今日は曇天のため、午後になってもでもパッチリと開いていた。初夏に刈られたので背丈は低い。この谷戸で作業を始めてから種を見たことがない。今年は種を実らせてほしい。今日は伸びて目立ってきた篠竹のタケノコを伐り取り、クズを少し切った。                  (2016.06.22)                        

 

2018.05.14 スズサイコ(1本つぼみが見え、大小13本ほど確認)他残したい主な野草周囲の草刈りをし、両側の境を分かるように刈ったつもりであったが、23日作業日に行って見ると、大分内側まで刈り込んであって、小株の5,6本がその範囲に入ってしまった。今年は谷戸入り口方向に根が伸びているようで新たに確認していた。次の草刈りまでに篠竹で範囲を示しておいたほうがよい。

 07.25 今日草刈りをしながら境の印をするつもりで行ったが、遅し、今度は道の両側を刈りこんであって、既に実を付けていた株と大きめの株がない。去年は道に接したこの部分(1m以上内側まで)は刈っていなかったので油断。道側と土手の両脇との3方を囲うといかにも何かありそうで、注意をひくので避けたいのだが、囲わないといけないか。草刈り作業の人に一目で分かるようにしておくことはこちらの責任。

 

2019.05.22 つぼみが見られる。

 

2019.06.05 開花が始まっていた。

5月に保護区域の両脇に篠だけで印をしたが、道側から踏まれる(見るためか、撮影のためか)のと、昨年は刈られたので、人目を引くのを覚悟のうえで道側にも篠竹で柵をしてみた。

 

2019.0621 9時前くもりのため。2株開花を見られた。株を数えたが4株しか見つからない。昨年は谷戸入り口側に多く見られたのが、2本しかないのと、初めからずっとあった中央付近が全く見られなくなっている。

 

2019.07.08 土手の管理グループの草刈り前にと、保護区域の手入れを行った。樹木(ネムノキ、ヤマグワ、クヌギ、コナラ)が伸びていたので切り、センニンソウ、クズやアズマネザサを刈った。オギが増え、中にもスズサイコの未開花株があったのでオギは半分ほど残して刈ったが、オギはいずれ全刈りしてもよいかもしれない。6/21は見つからなかった中央付近などに数株が見つかった。さらにやや谷戸奥に向かった保護区域でない3か所に未開花株があり(これは5月の草刈り後に出たもので、昨年まであったかどうか見ていない)、篠竹で急遽囲った。自生範囲が広がっていることは喜ばしい。