休耕田と周辺の保全管理

〇5月4日、田んぼ上部にある休耕田とその周辺区域のこれからの管理方法についてアドバイスをいただきたく、岸一弘さん、岸しげみさんに見ていただきました。

「今後の保全に向けて」 岸一弘氏

 

 岸一弘さん(日本生態学会、日本鱗翅学会、日本トンボ学会、茅ヶ崎野外自然史博物館顧問)

 岸しげみさん(日本ビオトープ管理士会、藤沢探鳥クラブ、茅ヶ崎野外自然史博物館事務局長)

 

※岸さん作成の当日観察された生き物リストは会員向け頁に記載。

※今後、観察された希少種は盗採の恐れがあるため、会員向け頁に記載。

岸さんの助言により、当面の管理方法として、順応的管理を進めていくことにします。

〇休耕田部分(さまざまな湿地環境を保全する)

 休耕田1・最奥部ー   高茎湿地性草地(ヨシ主体)

 休耕田2・中-         中茎湿地性草地(道側一部分ヨシ、ガマ、ショウブ、チゴザサなど)

 休耕田3・田んぼ上-低茎性草地(チゴザサ、イヌズギナなど)

 

 各湿地環境を保持するため、様子を見ながら2はヨシを道側4分の1くらい残し(目隠し)、刈り取る。

 3はヨシほか高茎植物が出れば刈り取る。

 外来種は除去する。当面はセイタカアワダチソウを抜き取ればよい。

 草刈は3月末(ヨシの芽出しの頃)に行うが、一度に全面刈りは行わない。

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